・・・
なんとでも罵ればいいさ!
親孝行なんて、無償でできる俺じゃねぇのさ!!
ついに三木さんが待ち受けに追加されました!
本日はなんか駄文だ!
ちょっと版権もやってみたい気がするよ!
ま、無理だけど。
※少々エグい表現があります。お気をつけください。
放課後、学校の下駄箱にてそれは発見された。
「あ。」
ドサドサと落ちてくる大量の手紙。
下駄箱の扉を開くと共にはき出されたところを見ると、容量いっぱいまで詰め込まれていたらしい。
足下にうずたかく積もった手紙に周囲の生徒がざわめく。
とりあえず騒ぎの中心にいつまでもいるわけにはいかないのでせっせと全ての手紙を拾い集め、人目のない校舎裏へと走った。
途中数枚落ちてしまったが殆どの手紙は無事に校舎裏へと辿り着いた。
そこで一息つきしゃがみ込む。
なんなんだろうコレ。
今の気持ちを表すならこれ以上に最適な言葉はない。
ざっと数えただけでも20枚はある。
恐る恐る一枚を手に取り、封をあける。
“この手紙を見た者は2日以内に10人にこの手紙の内容を知らせなければ近日中に
虎に四肢をもがれ鷹に内臓を掻き回され死亡するだろう。”
・・・正直肩すかしだ。
今時パソコン打ちの不幸の手紙(エグいver)とか、始めたヤツもアレだが、回した方もアレである。
つまり、何というか、・・・痛々しい。
始めた本人を知っているわけではないが(知っていたら驚きだ)、不幸の手紙など、どうせ暇人によるイタズラなのだから丸めてゴミ箱にでも捨ててしまえばいいのだ。
それをこう何通もやるなんてのは地球へのイジメに他ならない。
地球温暖化促進委員会でも発足したのだろうか。
見たところ全て同じ封筒に入っている、つまり同一人物、もしくは同組織の犯行だ。
・・・自分はそこまで人に嫌われているのだろうか・・・?
そうであったなら真面目に考えてみなければならない。
とりあえず、地球の命を削ってまで自分の元に送られた手紙の残りも見てみることにした。
“この手紙を・・・
やはり同じ内容の不幸の手紙か・・・。・・・ん?
近日中に
インテリ眼鏡の医療ミスによって神経接続がイかれて口端から血の泡を吹きながら死亡するだろう。”
・・・なんと、一枚一枚不幸が違うらしい。
こうなると最後の“死亡”というのが変わるのもあるのか気になってくる。
三枚目を手にとる。
“この手紙を・・・近日中に
マダガスカルのガールフレンドに別れを告げられ絶望し釧路港の防波堤から荒れ狂う波に向かってダイブして死亡するだろう。”
“この手紙を・・・近日中に
DVDがうまく読み込まれずイライラしてデッキを蹴飛ばし小指を角にぶつけあまりの痛さに失神し数日の放置により死亡するだろう。”
“この手紙を・・・近日中に
指の先から針を一本一本刺され肩に達したあたりで助けを乞いならば代わりにと知り合いを殺され狂乱し誤って舌を咬みちぎり死亡するだろう。”
封を開けるごとに変に拘った不幸(必ず死亡する)が表れる。
しかしこれは支離滅裂すぎるだろう。
第一、自分にマダガスカルのガールフレンドなんていないし(マダガスカルとの交流自体ない)、
家はまだVHSを使っている。
というか小指をぶつけて失神って、どんだけ激しいぶつけ方をすればできるんだろうか?
内容に興味が沸き次々と手紙を読んでいく。
ようやく18枚を読み終わり次の一枚を開くと、そこには今までのとは違う文面があった。
“コレを読んで下さっているということはあの山から見つけてくれたということですね。
いきなりの手紙の山、失礼しました。
あれらはこの手紙を隠すために用意しました。
周囲の人達に騒がれ、注目されたくなかったためなのです。お許しください。
本題に入ります。
あなたにお伝えしたいことがあります。
明日の放課後、体育館裏にてお待ちしております。
6時までにはお越しいただけると家の門限的に助かります。
毎日暑いですが、くれぐれも明日は体調に気をつけてください。
明日、来ない、なんてことがないように。”
・・・コレにはもう何とも・・・。
この数行のためにこの手紙達の主はあんなに手の込んだ不幸の手紙を作成したというのか。
見上げた根性だ。というかどんだけ恥ずかしがり屋なんだ。
指定された日時は明日の放課後、場所はここ。
相手を呼び出しているにもかかわらずの要求。
なんとも不思議な呼び出し文だ。
今時古いが果たし状だろう。
何せ、あれだけの恐ろしい死亡方法を思いつくのだから、当然それに見合った性格なのだろう。
なにげに残虐非道を行っているあたり、かなり凶暴でずる賢そうだ。
・・・正直めんどくさい。バックれようか。
しかしそうするとまた地球温暖化促進運動をしてきそうではある。
仕方ない。明日は数人誘って来ようか。人数は指定されていないのだし。
手紙の束をまとめ通学鞄につっこみ立ち上がる。
無駄に時間だけはしっかり経っていた。
もう日が暮れ始めている。
急いで帰ろうと歩き始めたところで声が聞こえた。
「・・・た・・・先輩・・・」
後ろのほうから聞こえたそれに足を止める。
なにやら自分の名字を呼んでいた気がしたのだ。
聞いたことのない女の子の声だった。
場所は、こちらからは死角になっている校舎裏奥。
近づいて行くと声が鮮明に聞こえるようになった。
「橘先輩、昨日はし、失礼しました。私、せ、先輩のことが好きなんです!」
は?
声は出さないものの、顔はそうなっているだろう。
「昨日の手紙達の中から探しあててくれて、ホントに嬉しいです。
あの手紙、先輩への想いを込めて一生懸命書きました。
・・・だから・・・その・・・つ、つきあってください!」
あっれぇ?
もしかしなくても橘は自分だし、先輩というのも間違いではないと言えよう。
そして手紙の山。もしかして・・・あの手紙は果たし状ではなかった?
そして実はラブレターだったと?
そっと声の主をのぞき見るとおとなし目な女の子が一人ぽつんと壁に向かって話している。
つまり・・・告白の練習をしている光景だ。
・・・想いを込めたって、あの不幸の手紙にもか・・・?
・・・・・・。
今、心に決めた。
明日はバックれよう。
またもダブルオのラジオを聞き逃してしまいました・・・(泣
文化祭の半分はコレの加筆修正です(^^)
nannka,hisabisaniohanasiwoyonndakigasuru...
omosiroissuyo,kore.
hutuunisa!
utimonannkakakoukana...
チョミリョイッカって・・・調味料一家!?
え、オーストラリアから!?
お疲れッス!!お久しぶりッス!
コメントできるってことは、ホームステイはなかなかにうまく行ってるってことっすね(^^)安心です。
書いたら見せてねv